金沢箔から日本のものづくりを元気にしたい。

身の回りに安価な輸入品が増えています。そうした中でも、私たちは日本国内でのものづくりにこだわっています。装飾の技である金沢箔は、伝統的に様々な工芸との協業によって技を磨いてきました。私たちの工房には、全国から工芸作家や職人、デザイナー、バイヤーなど様々な人が訪れてきます。金沢箔を中心に、日本のものづくりを活性化させる大きな可能性が生まれているのです。


 

伝統を守るために、金沢でのものづくりにこだわる。

近年、テーブルウエアやインテリアにも安価な輸入品が増えてきています。多くの製造業が効率を追求するなかで、生産現場を海外に移していきました。そうした中でも、私たちは、日本国内でのものづくりにこだわいます。伝統の技術とは、人から人へと受け継がれていくものです。優れた職人の技術を残すために、工芸品生産拠点を国内に持つことで、技術を次世代に伝えています。

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全国の仲間たちとともに、日本の工芸を守りたい。

金箔の伝統は、蒔絵や仏壇をはじめとした様々な工芸とのコラボレーションの中で作られてきました。そうした歴史を受け継ぎ、全国の産地の作り手たちともネットワークを作って、日本らしい繊細な工芸品を守っています。いまでは、範囲も広がり、木工、漆、ガラス、陶磁器、金工、人形といった工芸分野の作り手たちと、対話を重ねながらものづくりをしています。金箔を中心とした伝統工芸のネットワークをさらに広めるために、私たちは生産拠点を「開かれた工房」としました。全国から人々を迎え入れられる工房としたことで、日々ここに工芸作家やプロデューサー、デザイナー、バイヤーなどが訪れ、新しい価値を生むためのディスカッションをしています。金沢箔工芸から、日本の工芸全体を活性化させていく動きが生まれているのです。

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