金箔の魅力を
金沢から世界に向けて

取締役会長 浅野 邦子
浅野邦子は2023年2月9日に永眠いたしました。
生前のご厚誼に心より感謝申し上げます
浅野邦子は2023年2月9日に永眠いたしました。
生前のご厚誼に心より感謝申し上げます

金箔の輝きに魅せられて

一枚の金箔の輝きに魅せられて、金箔を世に広めようと会社の起業を決意してから40年以上の月日が過ぎました。

今でこそ金沢箔工芸品や金箔打紙製法によるあぶらとり紙も全国的に認知され、金沢の地場産業として一翼を担う大切な工芸になりましたが、昭和50年 の創業当時、金箔は99%金沢での生産でありながら、あくまでも工芸材料としてしか扱われず、金沢の箔ということはどこにも記されることはありませんでした。

その影響を受けたのがオイルショック後の不況で、材料である箔業界は大打撃を受けました。箔業界のためにも何か仕事をしなくてはと思い一念奮起し、自ら見よう見まねで工芸品を作り「金沢箔工芸品」として販売したのがスタートです。会社名は、箔屋で一番に金沢箔工芸品を作ったことから「箔一」と名付け活動を開始しました。

金沢発のブランドを世界へ

金沢箔を高級品ではなく、日常品に使ってもらいたい。金沢発のブランドとして、金沢箔を全国に伝えたい。そのような思いから始めた箔一ですが、工芸品に始まり、昭和51年には、金箔を打つ際の副産物であった「箔打紙」に着目し、金箔打紙製法のあぶらとり紙の特許を取得。そして食品専用のオリジナル金箔の開発やISOの取得。また、箔そのものに特殊な技法を施した新しい金沢箔の開発。住空間から商業空間までを魅力的にする建材加工事業と、常識にとらわれず変革、革新を起こしてきたことで、金沢箔の可能性を広げてきました。

お陰様で創業より長い月日をかけ、金沢箔の全国的な認知度も高まり、地場産業として「金沢箔」が活躍しているのは、嬉しい限りです。今後も、金沢から世界に向けて、金沢箔を広め、新しい分野へチャレンジして参りますのでご支援賜りますようお願い申し上げます。