皮膚科の先生に聞いた、あぶらとり紙の正しい使い方

春になり暖かくなってくると、皮脂によるテカリが気になってきます。
こうした時期に活躍するのが「あぶらとり紙」です。
箔一の「金箔打紙製法」のあぶらとり紙は、業界のパイオニアとして高い品質と安全性にこだわっています。
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あぶらとり紙にも、使い方のコツがあります。
皮膚とあぶらとり紙のよりよい関係について、石川県金沢市で「なつこクリニック」を運営する、皮膚科医の深澤なつこ先生に教えていただきました。

なつこクリニック
 

<お話を聞いた人>
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
なつこクリニック院長
深澤なつこ医師

Q.そもそもあぶらとり紙の「あぶら」ってなんですか?

あぶらとり紙でいう「あぶら」とは、皮脂のことだと理解しています。
皮脂は肌から分泌されるもので、保護膜として皮膚をコーティングする役割があります。

なつこクリニック

Q.皮脂は肌に悪いの?

皮脂は肌にとって大切なものです。大きな3つの役割をもっており、①バリア機能の維持、②外部からの刺激物の侵入を防ぐ、③肌の水分保持の役割を果たしてくれています。

Q.皮脂はとらないほうが良いの?

皮脂は分泌されてからの時間の経過とともに、紫外線などの刺激を受けて酸化し、過酸化脂質に変化します。これはニキビ、赤ら顔、毛包炎などの炎症の原因になったり、シミ、くすみなどの肌トラブルの原因にもなります。適度に除去することでトラブルの予防につながります。

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Q.どのような使い方がおすすめですか?

大切なのは、酸化した皮脂を適度に除去することです。あぶらとり紙を使うのは、”べとつくな”と感じたときに。とりすぎも良くないので、1日1回~2回程度と決めて使うのが良いでしょう。

Q.年齢や性別によって使い方は変わりますか?

皮脂の分泌は性ホルモンに影響を受けます。女性は20代にピークを迎え、その後徐々に減少します。男性は30代でピークを迎えますが、50代くらいまではほぼ分泌量の変化はなく、わずかずつ変動します。

 

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皮脂の分泌量の年齢による変化。女性は20代をピークに下がり続けていきます。

 
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皮脂の分泌量の年齢による変化。男性は全体的に皮脂が多い傾向です。30代にピークを迎えますが、その後も減少は多くありません。
 

Q.特に使ったほうが良い方はいらっしゃいますか?

皮脂の分泌は、糖分や脂肪分の多い食事、運動量、精神的ストレスによっても増加する傾向があります。また気温が高い季節には、皮脂の合成が増えます。普段から汗をかく機会が多い方はあぶらとり紙の適度な使用をおすすめします。

Q.肌トラブルの予防につなげるには?

赤ら顔や毛包炎などの肌トラブルが起きがちな方は、皮脂の過剰が原因として考えられます。年齢や季節に関わらず、べとつきを感じたら、あぶらとり紙で過剰な皮脂を除去することで肌トラブル予防になると考えられます。

あぶらとり紙を適切に使って、お肌の健康に役立ててください。

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取材協力:
なつこクリニック
金沢市近岡町428-1 soolビルディング 1F
https://natsukoclinic.com

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