茶屋建築の趣を味わう、金箔工芸体験
金沢・ひがし茶屋街に佇む「金澤しつらえ」は、200年以上の歴史を誇る貴重な茶屋建築です。かつて芸妓が舞を披露していた往時の趣を残すこの場所で、箔一は2024年11月より新たな金箔工芸体験をスタートしました。 体験では、約200年の時を刻む茶屋建築の魅力もご紹介します。 外観は、深みのある赤色の「弁柄塗(べんがらぬり)」が特徴で、美しさだけでなく、湿気の多い金沢の気候から建物を守る役割も果たしています。窓には「木虫籠(きむすこ)」と呼ばれる木格子がはめられ、外からは見えにくく、中からは景色がよく見える、江戸時代のマジックミラーのような仕組みに。室内には藁と土を混ぜて仕上げた「聚楽壁(じゅらくかべ)」が使われ、修復を重ねながらも当時の趣を残しています。 歴史を感じながら体験していただけるのも、このプログラムの醍醐味の一つです。