自然の育む命へ、敬意を込めたプロジェクト
農業保護のため捕獲される猪を大切に、資源として有効活用する試みから生まれたカードケースです。店頭発売の前に、クラウドファンディングにも挑戦し人気を集めました。
農業保護のため捕獲される猪を大切に、資源として有効活用する試みから生まれたカードケースです。店頭発売の前に、クラウドファンディングにも挑戦し人気を集めました。
農林水産省によると、農業保護などのために捕獲されるイノシシは年間64万頭以上とされ、そのほとんどが廃棄されています。やむを得ないこととはいえ、これらは大切な命です。捕獲した猪を大切な資源として活用し社会に循環させたいという思いから、ハタブネコンサルティング株式会社(代表取締役 吉村祐紀)様とともに開発したのが、このワイルドボアレザーのカードケースです。人と猪の共生を願うことで、里山を守り子孫に美しい国土を残していくことにもつながります。このカードケースを通じて、人と自然との持続可能な環境づくりに貢献していきたいと考えています。
このカードケースは、サスティナブルなだけでなく、品質が良く、美しく、長く使えて実用的なものとなっています。猪の革は、日本ではなじみが薄いものの、欧州などでは品質が良く希少なレザーとして重宝されています。 革繊維が太く密集しており、摩擦やひっかき傷に高い耐久性があります。形崩れしにく、かつほかの皮革と比べて軽量なのも魅力です。猪革の特徴ともいえるのが、表面の三ツ星の毛穴です。これが水分を素早く蒸発させ、さらりとした触感を保ちます。また、人の皮脂と相性が良く、触れるたびに艶が増していきます。特別なお手入れをせずとも、日々使い込むことでレザーが育っていきます。
野生動物には、大きな個体差があります。そのため、これらを一定水準以上の品質にそろえるには、大変に高度な職人の技術が必要です。このカードケースは、すべて国内で生産しています。職人「タンナー」の技がこの製品には活かされています。上質な素材を使い、丁寧な手わざを施したハイエンドなスペックながら、日常使いはもちろん、大切な方への贈り物にも使える価格に抑えることにも挑戦しています。
レザーを染めるためのドラム