一本杉 川嶋|能登半島地震で被災した器を金継ぎで修復
能登半島地震で被災した石川県七尾市の日本料理店「一本杉 川嶋」の器を、箔一の職人が伝統技法「金継ぎ」により修復しました。
約100点を超える器を約11か月かけて一点一点丁寧に修復し、震災で傷ついた器に新たな価値を与えるとともに、能登の食文化や器に宿る物語を未来へつなぐ文化支援として取り組みました。
能登半島地震で被災した石川県七尾市の日本料理店「一本杉 川嶋」の器を、箔一の職人が伝統技法「金継ぎ」により修復しました。
約100点を超える器を約11か月かけて一点一点丁寧に修復し、震災で傷ついた器に新たな価値を与えるとともに、能登の食文化や器に宿る物語を未来へつなぐ文化支援として取り組みました。

2024年1月に発生した能登半島地震により、日本料理店「一本杉 川嶋」は店舗とともに、多くの器が割れや欠けなどの被害を受けました。
これらの器は、店主・川嶋亨氏が修業時代から大切に集め、料理とともに歩んできたものです。器一つひとつに思い出や歴史が刻まれており、料理を提供するうえで欠かせない存在でした。
箔一では、ものづくり企業として培ってきた伝統技術を生かし、「器に宿る物語を未来へつなぎたい」という思いから、文化支援として金継ぎによる修復を行いました。

お預かりした器は約100点。割れ、欠け、ひびなど状態はさまざまで、一点として同じ修復方法の器はありませんでした。
破片の確認、漆による接着、欠損部の成形、研磨、金粉による仕上げまで、伝統的な金継ぎの工程を一つひとつ丁寧に行い、約11か月をかけて修復しました。
金継ぎは傷跡を隠すのではなく、新たな景色として受け入れる日本の美意識を受け継ぐ技法です。修復された器は、震災の記憶を刻みながらも、新たな美しさをまとった器として再び料理を支える存在となりました。




今回の修復は、器そのものを直すだけではなく、料理人の想いや能登の食文化を未来へつなぐ取り組みでもあります。
箔一では、金沢箔や工芸品製作、文化財修復で培った技術を生かし、美しさだけでなく、再び器として使い続けられる修復を大切にしています。
これからも金継ぎをはじめとする伝統技術を通じて、日本の文化やものづくりを未来へつなぐ取り組みを続けてまいります。

箔一では、キャラクター・IPとのコラボレーション商品をはじめ、企業・ブランド向けオリジナル商品、ラグジュアリーブランドとのコラボレーション、ミュージアムショップ向け商品、アート作品など、多彩な箔加飾の実績があります。企画段階から素材や用途に応じた最適な箔表現をご提案し、試作から量産まで一貫して対応いたします。ブランドや作品の世界観を表現するオリジナル商品づくりを、ぜひお気軽にご相談ください。