本事例では、北陸製菓株式会社 執行役員 企画開発部 部長 尾澤 洋二様、営業企画部 広報 福田 栞様にお話を伺いました。
2024年、北陸製菓様は東京駅構内の東京おかしランドに出店されました。同社にとって初の東京駅への展開です。その限定商品として企画されたのが「金箔入り伊勢えびビーバー」でした。本記事では、食用金箔採用の背景、企画段階での考え方、製造面での対応、市場での反応についてご紹介します。
本事例では、北陸製菓株式会社 執行役員 企画開発部 部長 尾澤 洋二様、営業企画部 広報 福田 栞様にお話を伺いました。
2024年、北陸製菓様は東京駅構内の東京おかしランドに出店されました。同社にとって初の東京駅への展開です。その限定商品として企画されたのが「金箔入り伊勢えびビーバー」でした。本記事では、食用金箔採用の背景、企画段階での考え方、製造面での対応、市場での反応についてご紹介します。

「地元に愛されてこそ全国へ」という考えを大切にしています。まず北陸で支持されることを重視し、スーパーやコンビニなど日常の売り場で長く選ばれる商品づくりを続けてきました。地元で支持されていることが、全国へ広がるための土台になると考えています。

ビーバーは1970年に発売された揚げあられです。当初は他社が製造していましたが、2013年に製造元が廃業しました。その後、2014年に北陸製菓がレシピや製法を引き継ぎ、復活させました。復活にあたっては、元のレシピや製法を再現しました。現在では地元のスーパーや観光売店などで販売されています。

2024年、東京駅構内の東京おかしランドに出店しました。当社にとっては「北陸のローカル菓子が、全国区へ挑戦する」大きな節目でした。東京駅構内は人通りが非常に多い立地ですが、日本全国そして海外からのお客様も訪れる場所に立つということは、大きな責任と期待を背負う場所だと考えます。その中で展開する商品として、特別感のある商品を用意したいと考えました。

初の東京駅への出店ということもあり、味や素材、パッケージまで含めて特別感を持たせたいと考えました。その段階で、金沢らしさを表現する素材として金箔を使用することは決めていました。金箔を加えることで視覚的なインパクトが生まれ、東京駅という競争の激しい売り場でも一目で“特別感”が伝わる商品になると考えました。実際に売り場での立ち止まり率や手に取っていただく頻度は明らかに高く、通常商品よりも高単価でありながら、限定商品として十分に価値を感じていただけたと実感しています。味についても伊勢えびやラウス昆布を使用し、素材面でも妥協のない仕様を整えました。

安全性や実績から金箔を使用するのであれば箔一、という認識がありました。以前から営業担当より金箔の提案や、食品ラインでの具体的な使用方法などのアドバイスもいただいており、今回の東京おかしランド出店というタイミングで採用に至りました。

金箔の使用にあたっては、他の製品への混入が課題の一つでした。飛散しにくい「スターダストA」を使用し、製造ラインを分けて対応しました。また、量産工程では機械で混ぜすぎると金箔が細かくなってしまうため、職人技で混ぜる工程を取り入れました。

東京駅での発売当初から、「金箔入り」という点が注目されました。商品は、開封時に金箔が見える仕様でした。SNS上では、数量限定であったことから購入できたことを喜ぶ投稿や、
といった投稿が見られました。
金箔を使用することでより「金沢ブランド」の魅力を発信できたと思います。

今回の取り組みを通じて、限定商品としての可能性を感じました。冬季限定商品や金沢土産としての展開など、さまざまな形での活用を検討していきたいと考えています。
今後も金箔を活用する機会があれば取り組みたいと思っています。
北陸製菓株式会社は、100年以上の歴史を持つ菓子メーカーです。ビスケットや揚げあられなどを製造し、北陸に根ざした商品づくりを続けています。主力商品の一つである「ビーバー」は、著名アスリートの紹介をきっかけに全国的に注目を集めたこともあります。
箔一では、食用金箔・食用銀箔をはじめ、食用トッピング材や食品装飾材の開発・製造を行っています。菓子・飲料・和洋菓子・レストランメニュー・ギフト商品など、幅広い食品分野での採用実績があり、商品のコンセプトや製造工程に合わせた最適なご提案が可能です。企画・試作から量産まで一貫して対応いたしますので、新商品開発や既存商品の付加価値向上をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。