不規則なかたちも愛おしい、ガラス工芸の魅力
万華シリーズの新商品、オールドグラスの新色を発売します。これはガラスの造形技法である宙吹きで一つずつ職人が仕上げた工芸品。ゆっくりと過ごすご褒美時間のために作られたグラスです。
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万華シリーズの新商品、オールドグラスの新色を発売します。
箔一のロングセラー万華に、新しい色彩のオールドグラスが仲間入りします。
職人の技が光る宙吹きガラス
宙拭きとは、ストローのように中が空洞となった竿を用い、先端に溶けたガラスをつけて息を吹き込みながら成型する技法です。灼熱の窯から取り出されたガラスは、空中で刻一刻と冷えて固まっていき、職人はその様子を感じ取りながら形を整えていきます。一つずつ微妙に異なる流動的なフォルムは、宙拭ガラスの魅力です。この宙拭ガラスと金沢箔の美を融合させたのが、「万華」シリーズです。箔一を代表するロングセラーです。今回、この中に新しい色彩が登場しました。
淡い色彩のオールドグラス
新たに加わったのは、淡い乳白色と透明の2種類のオールドグラス。ともに手作りならではの、ゆらぎのある造形が魅力です。外側には銀澄（澄とは打ち延ばされる前の箔。厚みのある銀の板）があしらわれています。この銀澄は、ガラスの膨張によって割れ模様を作ります。これも一つずつ異なります。また、金色に見える部分は、熱によって銀が変色したもの。その時の窯の状態によって、すべて違った表情を持ちます。
時代の流れに左右されない、オールドグラスとは
オールドグラスとは、正式にはオールドファッションドグラスと呼ばれるものです。アメリカに由来がある伝統的なスタイルで、オールドファッションドという名のカクテルを飲むためのグラスです。ちなみに「オールドファッションド」とは、「時代遅れの」「古臭い」といった意味。そのカクテル言葉は「我が道を行く」。世の中の流れに左右されず、自分は自分を貫き通す、そういった心意気を持ったスタイルのようです。
ステンドグラスの美を手元で感じる
グラスの底には、ガラスらしい透明感をいかした上品な色彩を施しました。「万華」の名前の由来は万華鏡。グラスを覗き込むと見える、色ガラスの幻想的な風景が万華鏡に似ていることが理由です。この色彩は、ステンドグラスなどに用いられる技法を用いています。ステンドガラスの色彩は着色ではなく、マンガンやコバルトなどといった鉱物をガラスに混ぜ合わせ、窯の熱によって発色させています。自然が生み出す色彩だからこそ、いつまでも色あせない魅力があります。
手になじむ形と、心地よい重み
このオールドグラスは厚手のガラスとなっており、表面の緩やかな凹凸は、持った時に手に柔らかく当たります。ほどよいグラスの重みも心地よく、ウイスキーや梅酒など、上質のお酒をゆっくりと味わうのに適しています。ゆっくりと流れるご褒美時間を味わいたいときに、ぜひ使っていただきたいグラスです。
万華 オールドグラス 透
万華 オールドグラス 白
- 商品／万華 オールドグラス
価格／13,200円（税込） - 発売日／2023年11月1日（水）
- 販売／箔一各店、箔一通販サイト（https://hakuichi.jp）にて
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