【日経MJ】イノシシ革、金箔で粋に変身

箔一は9月、同社として初めてイノシシ革を利用した名刺入れを発売した。緑や紺などカラフルに染めた革に、職人が金箔を手貼りする。
日経MJ

農業の「厄介者」から特産名刺入れ

革加工のハタブネコンサルティング(金沢市)が駆除されたイノシシの革を有効活用し、製品化している取り組みに、箔一の浅野社長が刺激を受けた。「金沢でもイノシシを見かける機会は増えているが、本来動物は悪くない。伝統工芸品の金箔をあしらうことで、長く愛用してもらえたら」(浅野社長)と話す。今後人気の色や柄を分析し12月後半から1個1万9800円で全国の百貨店などで販売する。