2018年10月 4日

京都経済同友会の皆様がご来社され講演させていただきました。

カテゴリ

京都は私の故郷でお話ししていても楽しく何故京都の古い町から大企業が生まれるのか?私の企業に対する考え方は京都産?などなどお話させていただきました。

 

また、もともと素材産業であった「金箔」を「金沢箔ブランド」を構築するまでの創意工夫や、逆転の発想で開発した「あぶらとり紙」「食用金箔」誕生秘話、私自身が考える、道徳教育・人材育成の考え方についてご披露させていただきました。

 

人材育成については、

「本人のことを考えると、時には愛の鞭により厳しく指導する必要もあると考えます。高度経済成長以来、日本の成長を支えてきたものづくりへの情熱やこだわりが日本企業の強みでその思いが企業を大きくし、経営者と社員一丸となって頑張ったからだと考えます。そんな情熱が失われないよう、日本企業の経営者は、今こそ本質的な人材育成について深く思考し、これまでの「愛の鞭」のすべてを否定するのではなく残すべきものは残す英断が求められるのではないか」

という私の考えに対して、皆様、メモを取られながらお聞き下さり、その真剣な眼差しがとても印象的でした。

 

講演の後は、箔巧館・ミュージアムをご覧いただき、私の箔打ち技術への思いにも真摯に耳を傾け、熱心にご質問いただき、私もとても楽しい時間を過ごす事ができました。

 

20180929京都経済同友会.jpg

2018年10月 2日

経団連夏季フォーラム2018での質問②

カテゴリ

前回に引き続き、経団連夏季フォーラム2018で行った質問・第2回です。

第2セッション「デジタライゼーションと産業構造の転換」

 

講演(1)

講師:北野宏明氏

◆ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長兼所長

◆システム・バイオロジー研究機構 会長 ◆沖縄科学技術大学院大学 教授

 

【質問1】

●私は現在、地域経済活性化委員会の委員長としまして、新たな統治機構について検討をしています。これまでは道州制と読んでいたものですが、ここでは広域行政と言わせていただきます。

 

●私はAIの活用なしには、広域行政へのシフトは成り立たないと考えております。AIを効果的に活用できれば、行政コストを削減することと、行政サービスの質を維持・向上する事が両立できるのではないかと考えています。

 

●行政におけるAIの活用の今後の見通しについて、コメントいただければ幸いです。

 

【質問2】

●箔一の事業に関連しますが、あぶらとり紙は、元々金箔を作り出す過程で不要になり廃棄されていました「金箔打ち紙」を転用したものです。私は、あぶらとり紙を始めて商業化しました。今では、あぶらとり紙は広く世界に知られる商品となりました。例えば、あぶらとり紙の例のような、まったく異なる分野へ展開するアイディア等は人間にしか考えられないと思います。

 

●あぶら取り紙のような例を踏まえますと、人間が得意とすることとしまして「文脈を読む」、「かけひきをする」、「貸しをつくる」、「ひらめき」、「直感」、「感性」、「芸術性」があると考えております。また、私はこれらの分野について、特に女性が優れた才能を持っていると考えています。

 

●仮説ではありますが、男性の仕事の多くはAIで代替可能であり、女性が担う仕事が人間の仕事として残るとすると、恐ろしいことですが、女性が社会の頂点に立ち、次にAIやロボットがそれに従い、その下に男性が存在するという社会になるかもしれません。

 

●さらに、AIにより人間の仕事が奪われるとすると、リーマンショックのようなAI恐慌が発生する可能性も考えられます。

 

●AI社会にも生き残れる人材像や、AIが人類にもたらすリスクにについてコメントをいただければ幸いです。

2018年9月21日

電電産業懇話会

カテゴリ

電電産業懇話会で講演させていただきました。箔一創業当時のお話、現在取り組んでいる経団連での私の提言で、

「大企業と地方中小企業とのビジネスマッチング」、「大企業と地方企業との人材マッチング」、「女性省の提案」、「AIを利用した道州制」などなどてす。

 

ご参加の皆様には、大変興味深いご様子でお聞きくださり、9月18日に発売されました、箔一とNTTとのコラボレーションで、はじめて金箔が採用された慶祝用電報台紙「金箔電報」もご紹介いただき、私の方が逆に感激致しました。

 

20180820電電産業懇話会ブログ用.jpg

2018年9月21日

明治大学経営学部ゼミナールの学生さんが企業見学にいらっしゃいました。

カテゴリ

明治大学経営学部のゼミナールの学生さんが、正規科目の演習として企業訪問にお越し下さいました。

 

工場を見学いただいた後、本社にて地域経済や地域産業政策等に関心を持つ学生さん達に経営やものづくりの心についてお話させていただきました。

 

また、金沢箔の歴史や製箔の技術、伝統を守る事と革新を起こす事、販売や広告についてなど、多岐に亘る質問をいただき、授業に熱が入ります。

 

前途洋々たる学生さんたちが、目を輝かせ、熱心にメモを取りながら話しを聞いてくださり、大変感激いたしました。

 

箔巧館でのお買い物や金箔ソフトクリームもお楽しみいただき当社のミュージアムもとても喜んでいただけました。これからも益々勉強に励んでいただき日本の将来の為に頑張っていただきたいと思います。

 

20180919ブログ用.jpg

2018年9月14日

経団連夏季フォーラム2018での質問①

カテゴリ

経団連夏季フォーラム2018で行った質問を掲載いたします。

第1セッション「国際政治情勢/グローバリゼーションを巡る動向」

 

講師:ロバート・カプラン氏

◆Center for New American Security シニアフェロー   ◆ユーラシアグループ シニアアドバイザー

コネチカット大学卒業後、中東・東欧などで作家/フリーランスのジャーナリストとして活動。米国国防総省防衛政策協議会委員、Stratfor社チーフ地政学アナリストを歴任。

 

【質問1】

●中国が進める経済連携の一帯一路、さらに中国による軍事連携である上海協力機構の動きは、TPPの動きに対して脅威です。

 

●個人的には、今後「一帯一路」対「TPP」の「経済冷戦」の時代になるのではないかと考えています。

 

●そこで、以下3点についてうかがいたいと思います。

 

1. 第一にアメリカの動きについてですが、トランプ大統領のTPP脱退と保護主義的な動きには賛否両論がありますが、まずは自国の経済を強くしようという考えは、私のような中小企業の経営者としては理解できるところがあります。中期的にアメリカ経済が強くなったのちに、TPPへ復帰する可能性があるのかおうかがいしたいと思います。

 

2. 第二にロシアをTPPサイドに取り込んで、「一帯一路」に北側から対抗していきつつ、発展が期待されている北極海航路を開発することが考えられますがいかがでしょうか。

アメリカとロシアを日本がコーディネートして、連携して北極海航路が開発できれば、それぞれの国にメリットが生まれます。日本にとっては欧州までの輸送時間が、太平洋側ルートよりも3割短くなります。

 

3. 第三に、イギリスとフランスとの連携です。まずEUを離脱したイギリスについてTPP側に取り込み、一帯一路に対抗していくことが考えられますがいかがでしょうか。日本とイギリスが連携して、一体一路を東西でブロックするイメージです。

次にフランスとの連携ですが、「一帯一路」対「TPP」の対立は、今後、空白地帯のアフリカ諸国の取り合いになりますので、EUの中でも特に北アフリカ諸国に強い影響力を持つフランスを、TPP側につけていくことが重要と考えますがいかがでしょうか。フランスと連携できれば、北アフリカ諸国をオセロゲームのようにTPP側につけていくことが可能かもしれません。

 

以上、アメリカの今後の動向、ロシアとの連携、イギリス・フランスとの連携についてご意見をいただければ幸いです。

 

 

【質問2】

アメリカと中国の経済摩擦は関税かけ合いになっておりますが、もはやアメリカの経済は中国なしには成立しない状況になっておりますので、本質的な争いにはならないと考えています。トランプ大統領はどのような妥協点をイメージしているとお考えでしょうか。アメリカと中国は表向きには争ったとしても、裏では取引をして握手するはずだと考えています。

 

【質問3】

私は、日本海側の金沢市に本社を置く企業の経営者ですが、既に日本海側の地域とロシアは経済連携を進めてきた経緯があります。インフラについては金沢港などの既存の港湾を活用するほか、長期的な話になりますが、シベリア鉄道を新幹線と直接結ぶ要望もロシアから出ていると聞いております。北陸をはじめ日本海側の地域にとっては、ロシアとの連携はチャンスになるものと考えております。

 

様々な課題はありますが、私は「世界新幹線」を提案したいと思います。日本の新幹線は世界に誇る日本の技術です。夢物語りと思われるかもしれませんが、日本海側から海底トンネルでユーラシア大陸に渡り、シベリア鉄道に接続してユーラシア大陸を横断し、ヨーロッパまで到達する新幹線を整備できれば、日本は世界の経済の核となることができるのでは無いかと考えます。

 

以上のような日本がロシアとの連携を進めることについてご意見をいただければ幸いです。

≪ Newer 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10