2021年5月25日

20年を共にした女性幹部との別れ

カテゴリ

5月22日、当社に20年勤めてくれた女性幹部が亡くなった。この女性は「優しく厳しく愛を持って」という私の人育ての基本を教え込み、その意味を理解し、厳しくもあり責任感の強い社員で多くの新人を教育してくれた。何にでも挑戦してくれて、仕事とは、自分の職務とはを深く理解してくれ、パートさんから課長にまでなってくれた努力家でした。仕事には厳しい私の指示する意味をしっかりと理解し行動に移してくれた唯一の社員でした。

社長の「箔のちから」という社員と勤続20年の思い出を語っていたブログを私は入院中に見ました。入院前に60歳を迎え定年延長になり喜んで報告に来てくれた笑顔を思い出します。「あなたのように責任感のある部下をこれからも育ててね」とお願いし、その時ずいぶんと瘦せたわね、どこか悪いの?と聞くと病院へ通っていますと答え、逆に私のことを心配してくれたものでした。そして金沢大学でわたしがCTをとるときばったりと会い、最後金沢大学にまわされ、これから抗がん剤治療するとのことでした。それからも心配でメールのやりとりや電話をかけて様子を聞くと私のことばかり心配してくれました。私の人育てや仕事に対する想いを唯一理解してくれた昔ながらの責任感ある社員です。会社で健康診断もしていたのにどうしてこんな悲しいことが起こるのか。悲しくて辛くて一緒に戦ってきた思い出ばかり蘇り、感謝の気持ちと、安らかに眠ってほしいと手を合わせるしかありません。難しいとされた膵臓癌で生き延び、60歳の若さで命を召される不公平さや運命をこうして彼女のお葬式で彼女の笑顔に手を合わせていると私と代わってあげたかったとつくづく思います。

 

佐々木アドバイザー.jpeg