2014年7月 1日

自分の中の師

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 私は1975年(昭和50年)に箔一を創業した。経営の指導者もなく、

自分の考えで突き進み、たまたま戦略が時流に乗り、ここまで順調に

成長させていただいた。

 

 振り返ると、私のような素人が会社を興し、今日があるのは、常に

「これでもか、これでもか」と、無理難題を与えてくれた「世間という師」が

あった故だと思う。自分の能力では及ばない問題も前向きに受け止め、

解決していく中で会社が徐々に成長し、継続させていだいたということだ。

 

 もともと、主婦が嫌々で始めた仕事が、途中で投げ出せなくなり、責任感

や義務感からいつの間にか使命感に変わっていた。

 

 人は仕事の仕方や目的はそれぞれ違うが、どんな思いで取り組むのか、

ライフスタイルと相談しながら大きく変わる。安全性の高い平地でテントを

張るようにのんびり取り組むか、敢えて難問が多い山の斜面にテントを張る

かのように取り組むか、解決後のレベルアップに差が出る。

 

 それは人生設計や仕事に対する考え方次第で、挑戦するスリルや面白さを

学べることなのだと思う。「夢は逃げない。逃げるのは自分」――。私は座右の

銘として胸に刻んでいる。自分を鍛えるためには、苦難も必要なのだと思う。