2011年7月 5日

箔一の原点

PHPさんより本が出版されたので、創業時にお世話になった方や金沢の仲良くして下さっている経済人に、本を読んでいただきたいと贈らせて頂きました。

 

その中で、まだ会社を興した頃に、あぶらとり化粧紙を売り込み、厳しい指摘を受け、何度も何度も営業に通いやっと3年後、商品を認めていただき、取引が始まったあの厳しくて熱心な、ある会社の部長さんに創業当時を思い出して頂こうとお贈りしました。

当社が今日あるのは、この会社とこの部長さんのお陰と、今も口で言い表せないほど感謝に耐えない思いで一杯なのです。もし、この会社とこの部長さんに認めて貰えなければ金箔打紙製法の箔一のあぶらとり紙は世に広まらず、まさしく箔一の原点なのです。

 

しかし「本が届きました」とのお電話を頂きましたが、部長さんは昨年の10月に喉頭癌で死去されたとのことを知らされ、驚きと悲しみで涙があふれました。

 

今まで知らなかった事と、相手の思いやりから知らせて頂けなかった事に無念が残り、これで私の創業時のことを知っている人が又1人居なくなってしまいました。

 

自分の創業時を語ってくれる方の存在こそが、私と箔一の大切な歴史で忘れてはいけない懐かしい記録なのです。

 

走馬灯のように、当時恐る恐る営業していたことや、心細さが想い出され、懐かしさと感謝の想いで一杯になりました。

 

本当にお世話になり有り難うございました。ゆっくりお休みください。ご冥福をお祈りいたします。